@自習室
背後に、傍らに、黙々と勉強に励む受験生たち。きっと勝っと、、、キットカットをあげたら、みんな喜んでくれた。オックスフォードに住んでいた頃は毎日食べていた、KitKat。受験生に配るようになるとは思わなかった。
さて、今年度の大学入試の『学校推薦型選抜』と『内部進学』が決着した。今年は文化学園大 服装学部、芝浦工大 建築学部、早稲田大 商学部と、全員が第一志望学部に合格した。英語と数学の出来が鍵だった。
続いて高校推薦入試の結果も出た。私立単願はもちろん、都立推薦も全員、第一志望校に合格したことになる。工芸高校、石神井高校、そして北園高校と、大学入試同様、幅広く合格が出せた。次は、一般入試だ。この時期は、推薦入試 → 合格発表 → 一般入試出願期間 → 倍率発表 → 志願変更可能期間 → 一般入試本番 →…という現実的な判断が求められる。揺れ動く気持ちを汲み取りながら、受験生とご家族の納得のいく着地点を探る。偏差値で言えばもっと高いところを目指せるけど、校風や通いやすさを優先する生徒もいる。最終的な志願先を決めかねている生徒と相談。志願変更をするか、否か。後悔はせず、前を向いて決断する。
共通テスト前最後の、高3グループ授業。開始早々、男子二人が同時にすっくと立ち上がって、ポケットから取り出したのは、私の誕生日(※共通テスト直前)を祝うクラッカー では(当然)なく、『絶対🔴合格』と楷書体で書かれた白いハチマキだった。二人は、完全にシンクロした流れるような動作で、それをギュッと頭に巻き付けた。しばらく豆鉄砲をくらった鳩のような心境になったが、続けて腹の底から哄笑が込み上げてきた。その場にいた女子は、(ハチマキを)「今まで一度も見たことない」と引いて見せたものの、男子が買っておいてくれたハチマキを手渡されると、照れ笑いを浮かべて受け取っていた。後日、彼女は自習室のいつもの席で、頭にハチマキを巻いて勉強していた。私に気づいて目が合うと、頬を赤らめていた。
武者修業時代の受験シーズンに、当時の副室長と一緒にハチマキを巻いてみたこともある(生徒たちの冷ややかな目は忘れられない)が、このご時勢に、高校生がハチマキを装着するとは思わなかった。やれDXだ、やれAIだ、、と叫ばれる時代でも、慣習は細々と生きている。
そんなアナログさとは対照的に、最近、大学生講師のデジタルスキルに感じ入っている。こちらがアイディアを思いつけば、AIなどを駆使して、瑞々しい感性でどんどん形にしてくれる。環境が整ってきたこともあり、新年早々、新たなサービスの開発プロジェクトを立ち上げた。スタッフとディスカッションをして、講師にディレクションをして、芸術系の学生クリエイターも加わって、早速テスト版も作れた。アイディアを出し合って若者たちとワイワイガヤガヤと何かを作るのは楽しいし、心と脳の刺激にもなる。在籍する講師たちは、生徒想いの気のいい輩ばかりで、本業の授業の方でも生徒にも受けがいい。本当に面白い、いい塾になったな、、とつくづく思う。
塾として、講師の指導スキルはもちろん、運営システム(ついに4月から授業振替&連絡アプリ導入)、設備(『五感で学ぶ』自習室→理想の学習環境の追求)、等々、、うちは、授業以外、さらに言わせて頂けば『額面以上』の付加価値が半端ではないと自負している。ちなみに、うちは無駄な追加講習はないし、無料補講やカウンセリングは多いし、いつでも質問できる先生が常駐している。この不安定な世界情勢の(コストプッシュ)インフレの中、料金を上げずに、どんどんと付加価値を高めていきたいと思う。自分たちの信じる塾道を邁進して、大手には絶対にできないことをやる。我々の未来に、どうか期待して頂きたい。
今年度も終わりが近づいてきたが、頑張る生徒たちのために、自分たちにできることは最大限やってきたと思う。毎回の授業準備、学習&生活指導、、、生徒ファーストの精神を全うできていると思う。あとは最後まで、一緒に走り切るのみ。
その一方で、新高3クラスも今週から始まった。4月からは新高2、3月からは新高1クラスも始まる。中学生も新学年の準備がもうすぐ始まるし、さらに中学受験を終えたご家庭から、問い合わせを頂く時期でもある。一人ひとりの生徒が、どんな成長を遂げて、どんな花を咲かせるのか…。物語は続く。
(p.s.みなさん、特にこの時期、塾/予備校の虚偽・誇大広告にご注意ください!)
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